試食販売が初めてだったり、まだ経験が浅いという人は、慣れていないため、現場では緊張しっぱなしだったりします。
ただ、いくら緊張しているといっても、入店時には絶対に抑えておかないといけないことがいくつかあります。
それは、
①売場担当者様へのあいさつ
②売場確認
③試食台、ゴミ箱の設置
④備品・機材の準備
⑤試食サンプルの作成
⑥店内の確認
といったことです。
通常、これらを販売開始時間の30分前に入店して準備し、お客様を迎えるようにします。(慣れない人はトラブルを避けるためにも、もう少し時間に余裕をもって早い目に入店することをおススメします)
では、順番に説明していきましょう。
まず今回は、①「売場担当者様へのあいさつ」です。
販売店舗に行って、まず最初にしなければいけないのが、売場担当者様へのあいさつです。
この時、注意することがあります。
必ず売場の責任者を探すこと。
そして、その方にあいさつをするようにしてください。
そのためには自分の販売商品はどの部門の商品なのか理解しておく必要があります。
スーパーには、日配(デイリー)、畜産(精肉)、青果、グロッサリー、ベーカリー、惣菜などいろんな部門があり、それぞれにチーフや主任といった責任者の方がおられます。
ですから、自分がハムの販売をするなら、畜産部門の責任者の方を探す必要があるわけです。
間違って別の部門長にあいさつに行っても、全く取り合ってくれませんし、近くにいるパートさんにだけあいさつして準備を始めると責任者に認知されていないので、トラブルを生みかねません。
入店したら、まず自分の販売商品の売場がどこにあるのかを聞く。
そして、即そこの責任者のところへあいさつに行きましょう。
次に、担当者様には気持ちのいいあいさつをするようにしてください。
元気よく笑顔で「本日○○製品の試食販売で来ました○○です。よろしくお願いします!」とあいさつされると相手も気持ちがいいので、好意的に接してくれます。
しかし、小さな声やいい加減なあいさつをされると、社会人として「こいつ、大丈夫か?」と疑いの目を向けられ、あなたがいくら頑張って販売しようとも、いろんな面で厳しくチェックされ、クレームを産むことにもなりかねません。
マネキン販売員の仕事は、販売する「場」をお店に借りています。
要は、人の敷地で仕事をさせてもらっているんです。
自分の敷地に変な人が入ってくると、誰でも気持ちのいいものではありません。
嫌な人なら二度と着てほしくないというのが人情でしょう。
お店の人を味方につけるか。
はたまた、敵に回すのか。
これは仕事の効率や売上に大きな影響を与えます。
たかが、あいさつと侮るなかれ。
仕事以前の段階でつまづかないように気を付けて対応してくださいね。
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